日本人がクラシックピアノを学ぶ意味とは? ピアノ教室CAT ピアノねこだよりのブログ

 


日本人がクラシックピアノを学ぶ意味とは?


私達、現代の日本人にとって、ピアノという楽器はとても身近なもので、まるで昔から日本にあったように感じる方も多いかと思います。


私が幼少の頃、今から50年前くらいでしょうか?

「ピアノのおけいこ」というテレビ番組がありました。調べてみると、1962年から1982年にNHK教育テレビで放送されていたようです。

私は、憧れの有名なピアノの先生やピアニストによるレッスンを見ることができるとあって、番組を毎回、楽しみにしていました。

「いつか番組の中で、レッスンをしてもらう!」という夢は、どのようにすれば叶えられるのかがわからず、叶いませんでしたが。


その番組の影響なのか、日本の子供たちの間でピアノを習うことが流行したようです。実際、当時は周りの女の子はピアノを習っている子は多かったです。


さて時は流れ、私はピアノを教えるようになりました。

ピアノは相変わらず、子供の習い事として人気があります。

ただ昔と違って、ピアノの習い方も多様化しています。


「ピアノのおけいこ」が放送されている頃は、レッスンで学ぶ曲は、クラシック音楽のみでした。

現在では、生徒さんの好みに合わせることもあるので、必ずとも伝統的な教本をレッスンで使う訳ではないと思います。


また生徒さんが自宅で練習する楽器も、いわゆるアコースティックなピアノではないことも一般的です。

昔はキーボードも電子ピアノもないので、楽器といえばアップライトピアノを用意するしかありませんでした。


パンデミック以降は、オンラインでピアノを習うことも普及しています。


時代は、常に動いているのです。

時代に即してピアノの習い方も教え方も変わっていくのは、当然です。


しかし、昔から変わらないもの。それが伝統です。

ピアノは西洋の楽器で、本来は日本の伝統のものではありません。


それが、これほど日本人に好まれるのは、なぜなのか?

日本人の私でも、西洋のクラシック音楽に心が揺さぶられるのは、なぜなのか?

良い伝統、良い芸術、良い文化は、どの国のものであっても世界共通の財産だと思います。


日本人にとってクラシックピアノは、異文化でありながら、異文化であることを日本人に感じさせないほど慣れ親しむ文化だと私は思います。


このブログは、日本の田舎でクラシックピアノを教えている無名のピアノ教師が書いています。

普段、レッスンをしていて感じることを中心に書き記します。


私はこのブログを通して、ピアノ教室CATについて知りたい地元の人達には、クラシックピアノを学ぶことは、異文化を知るきっかけになることを伝えたいです。


また、このブログの訪問者は、日本人よりも海外の方のほうが多いです。

たまに日本人の日常についての記事もあります。


このブログが少しでも世界中の人々の相互理解のお役に立てれば幸いです。



世界中に愛と平和が満ちあふれますように!